【知らなきゃ損!】起立性調節障害の原因と対策

朝起きたいけど体がだるくて起きられない。
体を起こそうとすると吐き気や立ちくらみしてしまう。
夜早く寝るようにしても朝起きられない。

HP30

このような症状を感じている子供が年々増えているのをご存知でしょうか?

実際に当院にも上記のような症状で悩んでいるたくさんの方々に来院して頂いたり、遠方で通えない方からはお問い合わせをいただきアドバイスなどをさせて頂く機会が増えています。

病院などで検査をしても「異常はありませんね。」と言われたり、「血圧が低いのが原因の可能性があるので血圧を上げるお薬を出しときますね」と言われ薬での治療をしている方々が多いのではないでしょうか?

始めに書いた症状は「起立性調節障害」というもので起きている症状です。
この原因は結論から言うと「自律神経」が多きく関係しています。

起立性調節障害?自律神経?
なにそれ・・・
と思った方もおられると思います。
安心してください!

今回は「起立性調節障害」について徹底的に解説していくので
起立性調節障害についてはもちろんですが自律神経についても分かる内容になっていて早期改善するためのケアもありますので、朝起きられないお子さんがいるお母さん、お父さん、ご兄弟の方々、是非読んでみてくださいね!

起立性調節障害って何?

IMG_8515

起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)とは、自律神経失調症の一種でOD(ドイツ名: Orthostatic Dysregulation)と略される事もあります。

起立性調節障害の方は怠けているように見られたり生活リズムが乱れている様に見えますが、自律神経失調症状のひとつと考えられているので自分の意志で朝起きないようにしているわけではありません。

そして、たちくらみ、失神、朝起き不良、倦怠感、動悸、頭痛などの症状を伴い、思春期に好発する自律神経機能不全の一つと言われています。

好発年齢は10歳~16歳に多く、日本の小学生の5%、中学生の約10%にみられ男女比は 1:1.5〜2 と報告されています。

症状

立ちくらみ

 

IMG_8509

急に立ち上がったときに目の前が暗くなったり、白くかすんだりする。
とくに午前中に強い。風呂から上がるときにも起こりやすい。

全身倦怠感(だるさ)

IMG_8516

身体が重たくてだるい。
とくに午前中に強く、午後から程度が軽くなり、夜にはほとんど感じなくなるケースが多い。

食欲不振(吐き気)

HP⑯

午前中は食欲がなく、とくに朝起きた後は気分が悪くて食べられなかったり吐き気を感じるケースもあります。

立っていると気分が悪くなる

HP⑰

立っている状態で何か作業をしたり、通学など電車で立っている時に、気分が悪くなり立っていられなくなる。
あるいは倒れそうになる。
ひどい場合には気を失ってしまう(失神)することもあります。
その際に冷や汗が出たり動悸を伴ったりすることもあります。

失神

image_50393601

気を失って倒れてしまう。
その場合、前兆(目がちかちかしたり、目の前が見えにくくなったり、気分不良、冷や汗、動悸など)を自覚する場合もあれば、前兆が無くいきなり気を失う場合もあります。
人によっては繰り返し起こることもあります。

 動悸

image_50426113

胸がドキドキと心臓の拍動が速くなる。
とくに午前中に起こりやすく、立ち上がったときや階段を上ったりする際に多くみられる。

頭痛

耳鳴り

起立性調節障害の子どもの頭痛は、起立性調節障害による頭痛、片頭痛、緊張性頭痛の3つが混在していることがあり、見分けが難しいのが特徴でもあります。

起立性調節障害による頭痛は朝起き上がってから出現することが多く、時間帯は午前中に多く、午後から楽になることが多いです。
痛み片頭痛のようにズキズキすることや頭重感の時もあります。

片頭痛は、午前午後など時間に関係なく発症し、脳に心臓があるかのようにズキズキし、目がチカチカして吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
片頭痛は(1~3日持続することもある。)

緊張性頭痛は精神緊張、僧帽筋(そうぼうきん)や頸部筋の緊張(肩や首の筋肉が硬くなる)を伴い、肩こりが強くなり頭を締め付けられるような痛みを感じることが多くなります。

原因

自律神経の乱れ

teacher-2714183_640

起立性調節障害の原因は、自律神経の乱れです。
自律神経の交感神経(興奮・緊張の神経)と副交換神経(休息の神経)のバランスが乱れることにより、朝~昼をメインとして働く交感神経が朝起きるときにうまく働いてくれなくなり夕方~夜にかけてメインとして働く副交感神経が朝になっても働きっぱなしになっているせいで起きることができなくなるのです。
そして、自律神経が乱れ副交感神経が働きっぱなしになることで血圧が低下し脳の血液循環が悪くなることによりさらに起きられなくなるのです。

分かりやすく簡単に原因をまとめると自律神経の交感神経がONで副交感神経がOFFだとすると
このON・OFFがうまくいかず朝になっても体がONにならないのが原因ということです。

 

じゃあ自律神経はどうして乱れるの?
と思いますよね・・・

もちろんなぜ自律神経が乱れるのかも解説していきますね!

とその前に自律神経が乱れる原因が分かりやすくなるために自律神経が乱れているとはどういうことなのかを先にお話していきますね!

自律神経が乱れているというのは

①交感神経の働き過ぎ(交感神経亢進)

②副交感神経の働き過ぎ(副交感神経亢進)

の状態と言えます。

分かりやすくいうとずっと緊張したり頑張って働き続けている状態とずっと休息ばかりして体に力が入っていない状態です。

では、上記の2つの状態になる理由は何なのかも解説していきますね!

交感神経が亢進状態(働き過ぎる)になる理由

交感神経は簡単に言うと、活動=ストレスを司る神経です。
適度なストレスは交感神経を適度な状態に保ちますが、過剰にストレスがかかり続けると、交感神経亢進状態(働き過ぎ)になっていしまいます。

ストレス②

ここで「どんなストレスがかかり続けると危険なの?」と疑問が出てくる方もいらっしゃると思います。

その答えは・・・3つあります!

身体的ストレス

長時間の労働、重労働、睡眠不足、日の光に当たる時間が不足、食べ過ぎ、飲みすぎ、などが挙げられます。

環境的ストレス

食品添加物、放射能、化学肥料、農薬、抗菌グッズ、薬、サプリメント、重金属、ダイオキシンなどが挙げられます。

精神的ストレス

仕事関係、対人関係、悩み、不安、不満、恐怖、トラウマ、怒りなどが挙げられます。

このようなストレスを身体にかけ続けること、それに対して何も対策をとらずにいることが、交感神経を亢進(働き)させる原因なのです。

交感神経が亢進(働き過ぎ)してしまう原因は分かりましたね!

では、交感神経が亢進(働き過ぎ)してしまうと体にはどんな影響があるのでしょうか?

交感神経亢進(働き過ぎ)で身体に与えること

冷える、血管の収縮、血圧の上昇、心拍が速くなる、筋肉が緊張する。
腸のぜん動運動が抑制される、発汗作用が促進される、酵素が消費される。
活性酸素が増える、免疫力が低下する、分泌・排泄・解毒する機能が低下する。

などが挙げれます。

なので、眠れない・冷え性・風邪をひきやすい・疲れやすい・だるい
生理不順・便秘といった状態は、「交感神経が働き過ぎている」サインなのです。

副交感神経が亢進状態(働き過ぎる)になる理由

副交感神経は簡単に言うと休息を司る神経です。

働くべき時は働き、休むべき時にしっかり休むというメリハリのある生活で健全に働くのです。

ストレスがなさすぎる生活を送っていると副交感神経を亢進状態(働き過ぎ)にしてしまうのです。

リラックス

不自然にストレスが無さすぎる環境

冷暖房で季節による温度変化を感じない、1日中灯りがつきっぱなし、消しっぱなし。

などの環境が不自然にストレスが無さすぎる環境です。

不自然にストレスが無さすぎる生活

ダラダラとメリハリのない生活リズム、スマホを触りっぱなし、テレビをつけっぱなし。

などの生活が不自然にストレスが無さすぎる生活です。

ストレスから逃げ続ける性質

掃除しないといけないけど面倒くさいからやらない。
習い事をしてみたいけど大変そうだからやらない。
買い物に行かないといけないけど服に着替えるのが面倒くさいから行かない。

などの性質がストレスから逃げ続ける性質です。

副交感神経亢進(働き過ぎ)で身体に与えること

冷え(万病)・分泌、排泄機能の亢進による下痢や骨粗鬆症。
不自然な免疫力増強によるアレルギー性疾患や自己免疫疾患。
様々な痛み、かゆみ、活動性の低下によるうつ状態。

などが挙げられます。

朝起き上がれない、かゆみやじんましん・下痢・アレルギーなどは、
副交感神経が働き過ぎている」サインなのです。

最後に、簡単にまとめたイラストで見ていきましょう。

自律神経 図

こうやってみると自律神経が乱れると身体のいろんなところに影響がでることが分かりますね。

 

ここまで読んでいただいている方は自律神経が乱れる原因が何なのかある程度分かってきた方もいるのではないでしょうか?

自律神経が乱れる原因

自律神経が乱れる原因は、生活習慣が大きく関係しています。

分かりやすくどういった生活習慣から自律神経が乱れるのか例をあげると

自律神経の乱れ 流れ

このような流れで自律神経は乱れていきます。

 

ここまでが自律神経が乱れる原因についてです。

次は起立性調節障害、自律神経が乱れている方にオススメのケアをご紹介していきます。

セルフケア

水分をこまめに摂る

1日に約1.5~2リットルのお水を摂るようにこまめに水を飲むようにしましょう。
ここでの水分というのは、ジュース・お茶・コーヒー・牛乳などは含みません。

純粋なお水を飲むようにしましょう。
軟水と硬水では軟水の方が日本人には合うので軟水を選ぶようにしましょう!

塩分を摂る

起立性調節障害の子どもは塩辛いものを好まない傾向があります。
循環血漿量を増やすため、約10g程度の食塩摂取は効果があります。
塩を選ぶ際は天然100%の塩を選ぶようにしましょう

脳脊髄液(のうせきずいえき)の循環を促進する

頭蓋骨の内部や背骨の内側には、生きていく上で最も大切な脳と脊髄があり、その脳と脊髄とそれらを包み込む膜の間は脳脊髄液という体液で満たされています。
脳脊髄液の流れが滞ると、免疫力や治癒力が落ちたり調自律神経が乱れたりなど身体に様々な不調が現れます。

このかなり重要な脳脊髄液の循環を促す方法は動画でも紹介していきますね!

引用元:片平悦子 著「3つの体液を流せば健康になる!」

① 仙骨を動かして脳脊髄液を循環させる「足の押し出し」

<手順>
仰向けに寝て全身をリラックスさせます。

腸骨を手の平で包みほんの少しだけ恥骨(局所の辺り)に押します。

骨盤

※赤ちゃんの頬を触るくらいだと思ってください。

体の力は抜いたまま、左右交互にかかとを2㎝程押し出します。
※かかとを直角にする必要はないのでリラックスした状態で行いましょう。

これを10回、もしくは気持ち良いくらいの回数行いましょう。

② 首のつまりを取って脳脊髄液の循環促進「顎出し」

<手順>
奥歯の下の下顎角と言われる出っ張った所に、母指球(手の親指の付け根のふくらみ)を
軽く当てて顎を天井の方向10秒間に突き出します。

顎手順


③ もう一度①の手順を繰り返します。
<手順>
腸骨を手の平で包みほんの少しだけ恥骨に押します。
※赤ちゃんの頬を触るくらいだと思ってください。

体の力は抜いたまま、左右交互にかかとを2㎝程押し出します。
※かかとを直角にする必要はないのでリラックスした状態で行いましょう。

これを10回、もしくは気持ち良いくらいの回数行いましょう。

④ 仙骨を動かして脳脊髄液の生産を促す「ワイパー運動」

<手順>
① の時と同じように軽く腸骨をそっと包みます。

骨盤


両脚を同時に左右にゆっくり10回動かします。

ワイパー
※無理をして大きく動かさないように注意しましょう。

⑤ 生産した脳脊髄液を①の手順で流して終了

<手順>
腸骨を手の平で包みほんの少しだけ恥骨に押します。
※赤ちゃんの頬を触るくらいだと思ってください。

骨盤


体の力は抜いたまま、左右交互にかかとを2㎝程押し出します。
※かかとを直角にする必要はないのでリラックスした状態で行いましょう。

これを10回、もしくは気持ち良いくらいの回数行いましょう。

まとめ

HP⑨

最後まで読んで頂きありがとうございます。m(__)m

いかがでしたか?

起立性調節障害の原因は自律神経が大きく関係していてその自律神経は生活習慣などにより乱れるということが分かったのではないでしょうか?
もっと詳しく起立性調節障害を改善させるにはどうすればいいのかを知りたい方は当院のHPをご覧ください。

あなたが1日でも早く健康でいきいきとした生活を過ごせることを心から願っております。

 

なな鍼灸整体院 山口 航大

 

起立性調節障害についてもっと知りたい方はこちらへどうぞ!

起立性調節障害について詳しくはこちら

起立性調節障害

  • このエントリーをはてなブックマークに追加