息苦しさ・動悸・倦怠感などに悩まされていた方の改善の流れ

【患者】
20代 女性 Sさん

【来院日】
2018年 9月20日

【症状と来院されるまでの経過】

6月頭に喉の調子が悪くなったので総合市販薬を服用。
数時間後に急に手のしびれと顔が熱くなり呼吸がしづらく過呼吸のようになり

救急車で運ばれる。

病院で急性咽頭炎と診断され、搬送されて3時間後には家に帰宅。
しびれは2~3日続いたが徐々になくなる。

6月の生理が来たときに生理痛がきつかったので生理痛を抑える薬を服用。

 

また※手のしびれと顔の火照り、腕のだるさ、胸の圧迫感や動悸でしんどくなり起き上がれない程の全身倦怠感、少し歩くだけでも息切れの症状。

 

薬に含まれている成分に反応しているのではないかと思い総合病院で検査を受ける。
しかし、特に異常はなし。

しばらく1日に1回や2日に1回のペースで※上記の症状がでるようになる。

 

その後、自律神経専門のカイロプラクティック整体院に通い始める。
首から自律神経失調症になると言われ、首のつまりや身体のゆがみが原因だと指摘される。

全身のマッサージや首の骨のゆがみを取る器具での治療、超音波での施術を受ける。
同時期に整体院と提携している病院で首のレントゲンを撮る。
結果は、通常よりもだいぶ湾曲していると指摘される。

 

最初の症状が出てから3ヵ月ぐらいが経つが未だに動悸や息苦しさ、胸やお腹の苦しさ、全身の倦怠感(特に両腕)

肩、背中、首の痛みやコリの症状がありしんどい状態が続いている。

※昔から喉の引っかかりや鼻炎などの症状が続いたり、病院で側弯症と診断を受けたこともある。

【施術内容と経過】

検査の結果は

  • 脳脊髄液の循環不良
  • 背骨のかたさ
  • 内臓疲労(肝臓と膵臓)

 

内臓が疲労すると内臓と関連のある背骨はかたくなっていきます。

背骨がかたくなると首の骨(頸椎)や頭蓋骨にまで影響が出てしまいます。

 

その結果脳脊髄液の循環は低下してしまい体の回復力は下がってしまうことが

未だに症状が続いている原因だと説明し施術計画をお伝えしました。

 

肝臓や膵臓が疲労すると

背骨に反射を起こし柔軟性が低下する

柔軟性がなくなることにより首や頭蓋骨への負担も大きくなり

脳脊髄液の循環がうまくできなくなってしまい

回復力は低下してしまいなかなか状態が改善しなくなる。

 

その結果、3ヵ月も経つのに症状が良くならずつらい症状が続いていたのです。

 

 

肝臓が疲労する原因の代表的なもので

  • 食品添加物や加工食品の過剰摂取
  • 甘い物(砂糖)の過剰摂取
  • カフェインの過剰摂取
  • 脂物の過剰摂取

 

などがあります。

 

肝臓には様々な機能があります。

・新陳代謝のコントロール。栄養分を運び、老廃物を回収する。

・血液の蔵血機能や血液量の調節機能を司る

・筋腱、筋膜、じん帯、目の機能を調節する

・諸器官の機能調節を行う

・情緒の安定などの自律神経に関与する

 

などがあります。

 

肝臓に負担をかけ続けていくと、上記のような肝臓の機能が低下し、身体は分かりやすく言うと疲れが取れずイライラしやすくなったり症状が長続きしてしまうのです。

 

このことをSさんに話しSさんの食生活の話を伺ってみると、お昼ごはんはいつも菓子パンかコンビニのお弁当やカップ麺などで夜ごはんは外食が多くお肉類が多い。

飲み物は基本的にコーヒーか炭酸飲料で仕事から帰ってきたらついお菓子を食べてしまうとのことでした。

 

実際に肝臓に負担をかけることしていたことが分かったので治療とともに食生活のアドバイスもしていきますとお伝えし施術開始しました。

 

初回~3回目まで

【初回】
初回はまず、1日でも早く回復できる体にするために低下している循環と背骨のかたさ、内臓の調整をしていきました。

施術後は背骨の柔軟性が少し向上し前屈や後屈、足の上げ下げなどにも変化があり特に頭と足が軽いですおっしゃっていました。

お身体の状態や症状・施術後の反応も含めて総合的に判断した結果、最初の約2週間は最低週に2回は必要だとお伝えし食事などの指導として、菓子パン・コンビニのお弁当・カップ麺・お菓子を減らすということ、コーヒーも減らしお水は今より増やすこと(同時に水分が足りているかのチェック方法も指導)、油ものも今より減らし魚や野菜をメインで食べるように指導しこの日は終了。

【2回目(3日後)】

前回施術後好転反応が出た。(からだが筋肉痛みたいな感じ)
次の日には消失。
便秘気味だったのが便通が良くなり息苦しさ少しマシ。

そして、この日のお身体の状態を検査していくと前回と同様に肝臓・膵臓の反応、背骨のかたさ、循環をベースにみていくと・・・

肝臓・膵臓はまだあまり変化なし。
背骨の柔軟性は向上しており前回施術後の動きを維持できていました。

循環も向上しており反応良好。

施術は前回施術後に好転反応が出たとのことだったので少し刺激量を減らしながら内臓の調整、循環の調整をしていきました。

施術後は可動域検査、筋力テストなども正常でした。

 

菓子パン・コンビニのお弁当・カップ麺・お菓子・コーヒーも以前より減らし、お水は以前より500mlは増やせている。

野菜も増やして食べるようにとのことだったのでそれをまずは継続するようにしてこの日は終了。

 

【3回目(4日後)】

好転反応なし。
便通良好。
身体が軽く感じる。
両腕のだるさなし。
息苦しさは少しだけ出るときがあるが以前より全然マシ。

 

全身の確認をしていくと肝臓・膵臓の反応に変化あり。
循環もかなりできるようになっている。
背骨の柔軟性が2回目の施術後を維持できている。

 

今よりもより回復力を高めるために引き続き刺激量は少なめで内臓の調整、循環の微調整、

 

肝臓や膵臓の反応も良くなってきており背骨の柔軟性が向上しているので体の各機能が正常に働きやすくなりきちんと回復できるようになっているとも働きやすくなっていると説明。

 

食事面はしっかりと意識して守れていたのでより体をよくする為の呼吸法を指導していきこの日は終了しました。

4回目~6回目まで

【4回目(4日後)】
症状ほとんどなし。
たまに息苦しさが若干出る程度。
だるさなどは無し。

 

全身の確認

肝臓・腸の反応減、循環もかなり向上している。

内臓の反応も良くなってきているのでより引き上げるようにと良い状態を維持できるように内臓の調整、循環の微調整、そしてこの日は気の流れをキレイにしていきました。

 

そして、前回指導した呼吸法の復習をしてさらにより呼吸がきちんとできるようにトレーニング方法も指導しこの日は終了しました。

 

 

【5回目(6日後)】
症状なし。
気になるところもない。

施術は内臓調整、循環の調整をしていき、この日は全体のバランスをさらによくする為に骨盤のゆがみや筋肉や筋膜の微妙なねじれ・張りをとっていきました。

 

そして、自宅で簡単にできる循環を促進するセルフケアを指導してこの日は終了。

【6回目(7日後)】
症状なし。
便通も良好。
以前に比べて起床時の身体が軽く感じる。

かなり状態が良くなっていて内臓の反応も良くなっていたので細かい所の微調整をしていきました。

 

そして、前回指導した循環を促進するセルフケアの復習をしてこの日は終了。

7回目~9回目まで

【7回目(7日後)】
症状なし。
経過良好。

この日も前回の時にとりきれなかった部分やお身体状態が変化して新たに出てきた反応に対しての調整をしていきました。

 

安定しているので次回は期間を空けて様子を見ましょうと説明。

【8回目(10日後)】
症状無し。
経過良好。

 

この日もお身体の状態は検査をしても反応も良く良好だったので細かい部分の微調整をしていきました。

 

次回は2週間後に様子を見ましょうと説明。

【9回目(14日後)】
症状なし。
経過良好。

微調整をしていくと同時に様々な部分が正常に動くように調整をしていきました。

調子も安定しており、検査上でも問題が無かったので次回からは1カ月に1回のメンテナンスという形で通ってもらっています。

食事指導

【食事指導】
お昼ごはんはいつも菓子パンかコンビニのお弁当やカップ麺。
夜ごはんは外食が多くお肉類が多い。
飲み物は基本的にコーヒーか炭酸飲料。
仕事から帰ってきたらついお菓子を食べてしまう。

 

上記のことをふまえて指導内容は、

  1. コンビニ食やインスタントはできるだけ控える。
  2. 夜ご飯はお肉などの油ものは控えて、お腹いっぱいまでは食べないようにする。
  3. コーヒー、炭酸飲料などは減らして水の量を今よりも増やす。
    (同時に水分が足りているかのチェック方法も指導)
  4. 甘い物はまずゼロにするように意識すること。
    (砂糖は百害あって一利なし。と説明。)
  5. 糖質、炭水化物の取り過ぎに気を付ける。

考察

今回のSさんの動悸や息苦しさ、胸やお腹の苦しさ、全身の倦怠感(特に両腕)
肩、背中、首の痛みなどは食生活のバランスが悪く内臓に継続的に負担を与えており
水をあまり飲まず、コーヒーなどの水分をもっていってしまうものを習慣的に飲んでいたことも循環や回復力の低下につながっています。

結果として、症状が出て寝ても改善しない状態が続いていたのです。

施術をしていきながら、食生活を改善していくことで今まで自分の身体にこんなに負担をかけてたのか。と気づくこともでき、その気づくことは健康への第一歩としてかなり重要なことなのです。

Sさんのような症状に限らず寝ても改善しないような症状をお持ちの方は改善できない状態をつくっている原因が必ずあります。

なので、まずは自分の身体の状態を知り、原因を見つけ、今後どうしていけばいいのかを知り気づくことが症状改善や健康への第一歩だと思っております。