起立性調節障害の原因は自律神経にあった

急に朝起きれなくなり、学校に行けなくなった

学校へ行っても保健室で休んでいることが多い

立ちくらみや、めまい、吐き気を起こす

このようにお子様が起立性調節障害でお困りの方いませんか?

 

起立性調節障害は自律神経が上手く働かなくなることで起こります。

今回はそんな起立性調整障害と自律神経の関係性についてご紹介します。

 

●起立性調節障害とは

具合の悪い人

 

起立性調節障害は、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。

立ち上がった時に血圧が低下したり、心拍数が上がり過ぎたり、調節に時間がかかりすぎたりします。

 

主な症状としては、

  • 朝、起きれないが午後になると元気になる
  • 立ちくらみ
  • 失神
  • 疲れやすい
  • 長時間立っていられない
  • 頭痛
  • 食欲不振     など

このような症状が現れてきます。

 

起立性調節障害を知らない親子さんは、お子さんが「朝起きれなくて学校をやすんだり、遅刻してしまう」と、怠けているのでは?と思うかもしれません。

 

ですが、こういった怠けた状態に見える症状が診られた場合は起立調節障害の可能性がありますので、しっかりとお子さんと向き合っていく事が大切です。

 

また、起立性調節障害の症状は他の多くの疾患でもみられます。

 

そのため、血液検査、画像検査など、症状にあわせて必要な検査を行い、他の疾患でないことを確認する必要があります。

 

他の病気がみつかることもしばしばあり、時に、もやもや病QT延長症候群などの命に関わる病気のこともあるので、しっかりと他の疾患を除外することが重要です。

 

では、次に起立性調節障害を引き起こす自律神経についてご紹介します。

 

●自律神経とメカニズム

気絶

 

では、起立性調節障害を起こす自律神経のメカニズムをご紹介します。

 

まずは、自律神経の働きについて簡単にご説明しますね。

 

自律神経は、休息したりリラックスして体を休める時に優位になる副交感神経と、意識を覚醒させて活発に活動する時に優位になる交感神経の2つで構成されています。

 

主な働きは、自分の意志ではコントロールできない、循環呼吸、消化、体温調節、排泄など、人間が生きていくうえで、とても重要な機能の調節を行っています。

 

そして、この起立性調節障害は自律神経の循環調節が上手くいかなくなることで起こります。

 

人間の活動時には全身に素早く血液を送るために、交感神経が働いて血管を収縮させます。

副交感神経が優位になると、逆に血管が拡張し体の隅々まで血液が送り届けられます。

 

ですが、このコントロールが効かないと、

朝、目が覚めて体を起こした時に、重力によって下がった血液(酸素、栄養素)を上半身や大事な脳に十分に送り届けることができず、脳が覚醒しないので朝起きれない状態に至ってしまうのです。

 

このように、血液を送ることができない事で、座った状態から立つときに立ちくらみめまいを起こしたり、

長時間たっていられなかったりといった症状を起こすのです。

 

そんな中で無理やり起きたり、起こしたとしても、脳への血流は確保されていませんから、やはり意識はもうろうとし、全身で色んな不調をきたします。

 

起立したときに体内で血流を調節する機能の障害、これが起立性調節障害です。

 

では、なぜ自律神経が乱れてしまうのでしょうか?

 

●自律神経が乱れる原因は

 

ストレス

 

起立性調節障害は小学校高学年~中学生に多くみられますが、この時期は第二次性徴期とも重なり、体の様々な機能が大人へと変化していく時期です。

 

そこで、自律神経が乱れる原因は2つあります。

・精神的ストレス

・急激な体の成長と変化

になります。

 

自律神経は精神とも深くつながています。

精神状態がそのまま自律神経に影響しますので、特にストレスをため込みやすい真面目な子気を遣う子要注意です。

 

その他のストレスを抱えこみやすいタイプがこちら↓↓

  • 内向的
  • 子供の頃から聞き分けが良い
  • 自己主張が苦手
  • 一つのことをくよくよ考えがち
  • 集団生活が苦手
  • 空気を読みすぎる

このようなタイプの子は、自分自身でうまくストレスを発散できないので、ストレスを発散できる環境が必要になります。

 

そして、大人の身体へと成長するこの時期は短期間で一気に身体が成長・変化します。

 

その急激な成長のせいで自律神経のバランスも崩しやすくなっています

身長が短期間で数センチ伸びることもあるし、女性であれば初潮も迎えます。

 

自律神経は全身に行き渡っていますが、神経は人体の成長に遅れて追いつくのが一般的ですから、思春期はそのズレが大きくなりやすいので、自律神経のバランスも崩れやすいのです。

 

こういった、自律神経が乱れる時期だからこそ生活の過ごし方がとっても重要になってきます。

 

では、どういった生活が良いのでしょうか?

 

●自律神経を整える生活

起床 男性

では、自律神経を整える生活方法をご紹介します。

 

それは。

 

・生活のリズムを整える

・身体を冷やさない食事

この2つが特にポイントとなってきます。

 

 

ますは、起床・食事・入浴・就寝の時間が一定になるよう生活リズムを整えましょう

昼夜逆転になっている場合は、1~2週間ごとに15分~30分ずつ、起きる時間を前倒しにしていきます。

 

また、一度起きたらまたベッドに横にならないこと。日中も布団に潜っていると、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、倦怠(けんたい)感が取れなくなります。

 

二度寝を防ぐため、自分で布団を片づける習慣をつけるのも効果的です。

 

 

自律神経がうまく働かないと、末端の血流が悪くなり、体が冷えがちになります。

そうなると、さらに症状が悪化してしまうので体を温める食品を積極的に摂りましょう。

 

中でも、根菜類・豆類などの、温野菜がおすすめです。

 

また、砂糖は身体を冷やしてしまうので、砂糖を多く使った料理やお菓子の摂取は控えましょう

 

では、最後に自律神経を整える呼吸法をご紹介します。

 

●自律神経を整える呼吸法

 

自律神経は呼吸のコントロールも行っています。

起立性調節障害を抱えている子供たちは、この呼吸がきちんとできてない場合が多いのです。

きちんとお腹から息を吸って吐けるようになると、自律神経も整ってきます。

 

是非、お家で行ってみて下さい。

 

まずは「腹式呼吸のトレーニング」です。

①片方の手を胸に置き、もう片方の手をおへそより上のところにおきます。

②鼻で息を吸ったときに、お腹が膨らみ、吐くときにお腹がへこむ感覚を覚える

この状態で鼻呼吸を10回行う

③お腹を圧迫させた状態で、鼻呼吸を10回行う

④吐く時間を長くして、吸う量を少なくし少しきつめの状態で鼻呼吸を10回行う

普通の呼吸を10回

お腹を圧迫して10回

呼吸の量を変えて10回

これを一日1セット行って下さい。

 

次は「鼻呼吸のエクササイズ」です。

①鼻で息を吐ききって、3秒息を止めます

②止めたら、10秒間鼻で呼吸を行う。

これを10回行う
●まとめ

 

起立性調節障害は、誤解を招きやすい症状で理解してくれる方が身近にいないと、ストレスが溜まり症状が悪化してしまいます。

ですので、親御さまの協力が必要不可欠になってきます。

なるべくストレスが加わらないように、そして自律神経を整える生活ができるように心がげて下さいね。

 

大阪で起立性調節障害でお困りの方へ