自律神経失調症で身体が毎日だるい。
頭痛やめまいなどに襲われて仕事にも支障が出る
薬の効きも悪くどうにもならない
どうにか、薬に頼らず食べ物で自律神経失調症で治したい。
と言う方に、今回は自律神経に効果的な食べ物をご紹介します。
●自律神経失調症とは
自律神経失調症とは、自律神経が上手く働かなくなることで、様々な症状起こす疾患です。
頭痛が起こったり、お腹の調子が悪かったり、不安感ややる気がでなかったり。
このような症状が現れますが、自律神経失調症の場合、検査しても身体の異常は認められません。
現在、日本で自律神経失調症と診断された人は約65万人と言われます。
潜在的な患者数はその10倍とされますから約650万人の方が自律神経失調症で悩んでおり、日本人の約5%以上の人がかかっていると考えられています。
自律神経失調症の治療法といいますと、症状を緩和させる薬や漢方。
あとはカウンセリングなどを行う精神療法。
肩こりや頭痛などに対して治療を行う理学療法があります。
ですが、これらの治療法がある中でも重要なのが「生活習慣の改善」です。
生活習慣の改善にも色々ありますが、今回は自律神経を治す食べ物をご紹介しますね。
●自律神経失調症を治す食べ物
では、自律神経失調症を治す食べ物をご紹介します。
と、その前に1つだけ言っておかなければいけないことがあります。
それは、「食べ物だけで自律神経失調症を改善する事は不可能」だというです。
もっと、詳しくいうと食べ物だけしっかり気を付けていても、その他の生活習慣がおろそかになっていては自律神経失調症は治せないという事です。この事を、頭に置いておきましょう。
では、自律神経失調症を治す食べ物をご紹介します。
・トリプトファンを多く含む食べ物
トリプトファンは「幸せホルモンのセロトニン」の材料となる栄養素です。
脳は緊張やストレスを感じるとセロトニンを分泌し、ノルアドレナリンやドーパミンの働きを制御し、自律神経のバランスを整えようとします。
ですので、トリプトファンが不足すると、セロトニンが不足して自律神経のバランスを整えることができなくなってしまいます。
以下の食べ物に含まれますので、積極的に食べましょう。
食べ物:バナナ・ごま・ピーナッツ・卵・鶏むね肉・玄米 など
・ビタミン類を多く含む食べ物
「ビタミンB群」は神経の働きを正常に保つ役割を担っています。
不足すると自律神経のバランスが崩れやすく、また強いストレスが続くと消費量が急激に増えるので、日常的にしっかり取るよう心がけましょう。
食べ物:玄米・豚肉・レバー・うなぎ・卵・緑黄色野菜 など
また、「ビタミンA・E」は自律神経をコントロールして、症状を緩和させる働きがあります。
ビタミンA:バター・卵・緑黄色野菜
ビタミンE:穀物・豆類・アーモンド・ピーナッツ・緑黄色野菜 など
・酵素を多く含む発酵食品
「酵素」は代謝を促進し、腸内環境も整えてくれるので自律神経を整えやすくなります。
食べ物:ぬか漬け・納豆・酢・麹・野菜・果物 など
以上が自律神経失調症を治す食材になります。
食事にこういった食材を普段から摂り入れて、自律神経失調症を改善していって下さいね。
・食べ物意外で気を付けたいこと
先ほど、食べ物をいくら気を付けても、その他の生活習慣がおろそかになっては自律神経失調症を治すことは不可能だと言いました。
その他の生活習慣とは、「睡眠と運動」です。
例えば、食事はバランスよく自律神経に良いとされる食べ物を積極的に摂っていても、夜は遅くまで起きて寝不足気味な人が自律神経失調症が良くなる…?
それか、食事はきちんとできている、だけど運動不足で家でゴロゴロしていることが多い。という人が自律神経失調症が治る…?
どちらのパターンも治るとは思いませんよね。
このように、1つは完璧にできていても後の2つが出来ていない。
もしくは2つは完璧にできているけど、1つはできていないとなると、自律神経失調症を治すことは難しいですよね。それか治るのに時間がかかります。
ですので、睡眠と運動にも気を付けましょう。
夜は夜更かしせずに、遅くても12時までには寝る事。
朝は太陽の光を浴びて起きる。
運動は適度におこなって、汗を気持ちよく流しながら心もスッキリさせましょう。
もちろん、心身共に安定している時で構いません。
「食事・睡眠・運動」この三つがそろって初めて自律神経が改善されていきます。
むしろ、この3つがきちんとできていれば健康でいられます。
とはいっても、全部を一気に変えることは難しいと思うので、少しずつ生活習慣を変えていきましょう。
では、最後に自律神経を整える呼吸法をご紹介します。
●自律神経を整える呼吸法
では、自律神経を整える呼吸法をご紹介します。
実は、吸う時と吐くときに作用する神経は変わってきます。
吸う時は交感神経が優位になり、吐く時は副交感神経が優位になります。
例えば、運動時は交感神経が優位になり、酸素を摂り入れる為に息をいっぱい吸って吐きます。
逆にふぅと息を吐くと力が抜けて、副交感神経が優位になります。
緊張した時に、深呼吸をするには息を吐いて副交感神経を優位にする為なんですね。
このように、呼吸は自律神経を整えてくれます。
1つ目は「鼻呼吸のエクササイズ」です。
①鼻で息を吐ききって、3秒息を止めます
②止めたら、10秒間鼻で呼吸を行う。
これを10回行う
2つ目は「腹式呼吸のトレーニング」です。
腹式呼吸が自律神経を整えてくれます。
是非、お試しください。
①片方の手を胸に置き、もう片方の手をおへそより上のところにおきます。
②鼻で息を吸ったときに、お腹が膨らみ、吐くときにお腹がへこむ感覚を覚える
この状態で鼻呼吸を10回行う
③お腹を圧迫させた状態で、鼻呼吸を10回行う
④吐く時間を長くして、吸う量を少なくし少しきつめの状態で鼻呼吸を10回行う
普通の呼吸を10回
お腹を圧迫して10回
呼吸の量を変えて10回
これを一日1セット行って下さい。
●まとめ
自律神経失調症は、疲れやすい、体調がすぐれない、やる気が起こらないなど様々症状が現れてきます。
治療法も様々ですが、結局のところは生活習慣を見直さない限り改善は難しくなります。
今回お伝えした食べ物のこと、あと睡眠と運動にも気を付けながら少しずつ改善していって下さいね。
お電話ありがとうございます、
なな整体院でございます。