ふわふわとしためまいが続いている
もしかしたら、何かの病気!?
今まで起こらなかった症状が続いたら不安になりますよね。
今回はそんなふわふわめまいの原因についてご紹介します。
●めまいとは
めまいとは、その名の通り実際に目は回っていないけど、目が回るような感覚に陥る症状です。
めまいは大きく2つの症状に分けられます。
それが…
- 回転性のめまい
- 非回転性のめまい
この2つです。
回転性のめまいは自分の身体や周辺がグルグルと回るようなめまいが起こります。
非回転性のめまいは身体がふわふわする浮動性めまいと、身体がぐらぐらと揺れるような動揺性めまいの2つに分かれます。
めまいが起こる原因は耳や脳の病気だったり様々です。
●耳の病気
- 良性発作性頭位めまい症 (22.2%)
- メニエール病 (12.6%)
- 突発性難聴 (5.7%)
- 前庭神経炎 (1.8%)
- その他の耳が原因で起こるめまい (33.0%)
●脳の病気
- 椎骨脳底動脈循環不全症(一過性脳虚血発作) (0.5%)
- 脳血管障害(脳幹梗塞・小脳出血を含む) (0.6%)
- その他の脳が原因で起こるめまい (3.7%)
このように、めまいの原因は様々でその中でも耳の病気によるものがほとんどです。
ですが、命に係わる脳の病気の可能性もありますので、日に日に悪化している、手足のまひや呂律が回らないといった症状も現れる場合は病院に行k
では、こういった病気がある中でもふわふわとするめまいは何が原因で起こるのでしょうか?
●ふわふわめまいの原因
ふわふわのめまいは以下のような疾患が隠れています。
めまいに伴う症状と特徴も記載していますので、自分に当てはまる病気は無いか確認してみましょう。
疾患 | めまいに伴う症状 | 特徴 |
内耳炎 | 耳鳴り・難聴・閉塞感
+顔面神経 |
慢性中耳炎から起こることが多い |
聴神経腫瘍 | 症状は徐々に進む | |
貧血 | 息切れ・動悸 | 立ちくらみが起こることも |
自律神経失調症 | 倦怠感・肩こり・頭痛 | ストレス・ホルモンが影響 |
一過性脳虚血発作 | めまいのみ、又は手足のしびれ・麻痺
言語・視力障害 +強い頭痛・嘔吐 (回転性のめまいもある) |
数分~24時間以内に治まる |
脳梗塞 | 症状が持続又は悪化する | |
脳出血 |
自分に当てはまる病気はありましたか?
耳の病気や脳の病気であれば検査によって判断ができますが、自律神経が関係している場合には身体に異常が認められないことがほとんどです。
ただ、なんであれ最悪の場合を考えて一度病院に行くことをお勧めします。
次に、めまいの改善方法をご紹介します。
●めまいの改善方法
もうすでに、病院に行って特に異常が診られなかった。
または、これから病院に行って何も異常がなかったと言われた方にめまいの改善方法をご紹介します。
身体に問題が診られないふわふわのめまいは、生活習慣を整えることで改善する事ができます。
では、どんなことに気を付ければいいのでしょうか?
- 規則正しい生活をする
- ストレスをため込まない
- 身体をしっかり休ませる
では、1つずつ解説していきましょう。
①規則正しい生活
元々人間は、生体リズムが備わっています。
それは、朝太陽と共に起きて、お日様が沈むと共に身体を休ませる。というリズムです。
このリズムが整っていると、人間の身体はきちんと正常に働くことができるのです。
ですが、仕事上昼夜逆転の生活になっていたり、夜更かしして朝起きるのが遅い状態になってしまうと、生体リズムが乱れてしまい、様々な症状が現れてきます。
その一つに”めまい”があります。
ですので、なるべくリズムが整った生活を心がけることが大切です。
②ストレスを溜め込まない
適度なストレスは身体にいい刺激を与えますが、これが過度になってしまうと、身体に様々な悪影響を及ぼしてしまい、めまいの原因となります。
どうゆう事かといいますと、まずストレスが過度になると自律神経のうちの交感神経が優位になり血管が過度に収縮してしまいます。
そうすると、耳はもちろんのこと全身の血液循環が悪くなってしまいます。
そして、平衡感覚機能が低下し”めまい”が起こるというわけです。
ですので、ストレスは適度に発散して、溜め込まないようにしましょう。
③身体をしっかり休ませる
不規則な生活やストレスなどで心身共に疲れていては、身体を回復させることはできません。
きちんと、睡眠時間と自分の時間を作って心と体をしっかり休ませましょう。
最後にめまいに効果的なツボをご紹介します。
●めまいに効果的なツボ
では、めまいに効果的なツボを2つご紹介します。
まず1つめは「翳風(えいふう)」と呼ばれるツボです。
このツボはめまいの原因の1つとされる内耳の機能高めるツボと言われています。
また、耳下腺リンパ節にも近いのでむくみをとる働きもあると言われています。
場所:耳たぶのすぐ後ろにある大きなくぼみです。
押し方:押しやすい指で「気持ちがいい」と感じる程度の強さで左右同時に20回刺激します。
2つ目は「竅陰(きょういん)」と呼ばれるツボです。
東洋医学ではめまいは血液の量を調節する「肝」の働きが鈍ることで「血」が不足していると考えられており、それを回復してくれるのがこのツボです。
場所:1つ目に紹介した「翳風(えいふう)」のツボから斜め上後方のくぼみです。
押し方:このツボを中心とした耳の後ろのくぼみを人差し指から小指の4本指(小指を上にした状態)で左右同時に「気持ちがいい」と感じる程度の強さで20回刺激します。
今回紹介したツボを押す際はリラックスした状態でやるより効果が上がるので深呼吸を行いながらやってみて下さい。
●まとめ
ふわふわとしためまいの原因は、耳の病気や脳の病気、その他さまざまあります。
場合によっては、命に係わる危険な病気もありますので、なるべく早く病院に行って検査を受けて頂くことをお勧めします。
また、めまいは生活習慣とも深くかかわっていますので、今回お伝えしたことも参考にめまいの改善につなげて頂けたらと思います。
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なな整体院でございます。