身体がふわふわとするめまい
たちくらむようなめまい
身体や周囲がグルグルと回転するようなめまい
このように、めまいといっても症状は様々です。
今回はそんなめまいの種類と原因についてご紹介します。
●めまいの種類
めまいといえば、誰もが一度は体験したことのある症状だと思います。
そんなめまいにも種類があり、めまいの起こり方によって原因も変わってきます。
中には、命に係わる危険な病気が隠れている場合もありますので注意しましょう。
では、まず初めにめまいの種類についてご紹介します。
めまいは大きく分けて2つに分けられます。
・回転性めまい:身体や周辺がグルグルと回るようなめまい
・非回転性めまい:回転を伴わないめまい
そして、この非回転性のめまいは2つの種類に分けられます。
・浮動性めまい:身体がふわふわとするめまい
・動揺性めまい:身体がぐらぐらとするめまい
このように、めまいの起こり方は様々です。
また、めまいだけ起こるという事は少なく、耳鳴りや閉塞感など他の症状も一緒に現れることがほとんどです。
それは、原因によって一緒に現れてくる症状は違ってきます。
ですので、それを参考に自分に起こっているめまいは何が原因なのかを確かめてみましょう。
では次に、めまいの原因についてご紹介します。
●めまいの原因
では、めまいが起こる原因をタイプごとに分けてご紹介します。
・回転性めまい
疾患 | めまいに伴う症状 | 特徴 |
良性発作性頭位めまい症 | 耳鳴りや聞こえにくさ | 起床時や頭の位置を変えるとめまいが起こる |
メニエール病 | 耳鳴り・難聴・閉塞感
+顔面神経 |
激しい回転性めまいが繰り返し起こる |
突発性難聴 | 片耳の突然の難聴で起こる | |
前庭神経炎 | 強い嘔吐 | 強い回転性のめまいが2、3週間続く |
内耳炎 | 非回転性もある | 慢性中耳炎から起こることが多い |
・非回転性めまい
疾患 | めまいに伴う症状 | 特徴 |
内耳炎 | 耳鳴り・難聴・閉塞感
+顔面神経 |
慢性中耳炎から起こることが多い |
聴神経腫瘍 | 症状は徐々に進む | |
貧血 | 息切れ・動悸 | 立ちくらみが起こることも |
自律神経失調症 | 倦怠感・肩こり・頭痛 | ストレス・ホルモンが影響 |
一過性脳虚血発作 | めまいのみ、又は手足のしびれ・麻痺
言語・視力障害 +強い頭痛・嘔吐 (回転性のめまいもある) |
数分~24時間以内に治まる |
脳梗塞 | 症状が持続又は悪化する | |
脳出血 |
めまいにはこのような疾患が原因となり起こります。
中でも多いのが耳の病気です。脳の病気は滅多にはありませんが大丈夫だろうと決めつけず一度病院で検査を受けることをお勧めします。
では、次にめまいが起こった時の対処法をご紹介します。
●めまいが起きた時の対処法
生活の中で突然めまいに襲われるという事があると思います。
そんな時の対処法をご紹介します。
・めまいが起こった時の基本の対処法
まず、めまいが起こったらどんなめまいでも、横に寝るなどして安静になりましょう。
激しいめまいでも、姿勢によってめまいが軽減することもありますので、一番自分が楽になる姿勢をとってめまいが治まるのを待ちましょう。
この時、ネクタイやベルトなど身体を締め付けるものを身に着けている場合は緩めるか外すようにしましょう。
また、めまいが起こっている時は脳や耳が敏感になっているので、光や音などの刺激はめまいを悪化させる事もあります。安静にする場合はなるべく静かで光がまぶしくないところにしましょう。
・外で歩いている時におこったら
無理に歩こうとせずその場でしゃがみ、めまいが落ち着くまで待ちましょう。
もし、激しいめまいが起こり動けない状態の場合は周囲の人に助けを求め救急車を呼んでもらいましょう。
・運転中に起こったら
まず、車を路肩に寄せてエンジンを切り、シートを倒して安静にしましょう。
事故を起こす可能性がありますので、めまいが治まるまではハンドルは握らないようにして下さい。
・電車に乗っている最中におこったら
電車の揺れでめまいが増強することがあります。
電車に限りませんが、一般に動いている乗り物の中ではめまいは増強しやすい傾向があります。
めまいに慣れている人は別ですが、初めての人は次の駅で降りて休むほうが安全です。
転落の危険もあるので、ホームの端から離れるようにしましょう。
めまいが起こったら、上記のように対処して自分の身体を守りましょう。
では、最後にめまいの効果的ツボをご紹介します。
●めまいに効果的なツボ
今回はめまいに効く2つのツボをご紹介します!
1つめは「翳風(えいふう)」と呼ばれるツボです。
このツボはめまいの原因の1つとされる内耳の機能高めるツボと言われています。
また、耳下腺リンパ節にも近いのでむくみをとる働きもあると言われています。
場所:耳たぶのすぐ後ろにある大きなくぼみです。
押し方:押しやすい指で「気持ちがいい」と感じる程度の強さで左右同時に20回刺激します。
2つ目は「竅陰(きょういん)」と呼ばれるツボです。
東洋医学ではめまいは血液の量を調節する「肝」の働きが鈍ることで「血」が不足していると考えられており、それを回復してくれるのがこのツボです。
場所:1つ目に紹介した「翳風(えいふう)」のツボから斜め上後方のくぼみです。
押し方:このツボを中心とした耳の後ろのくぼみを人差し指から小指の4本指(小指を上にした状態)で左右同時に「気持ちがいい」と感じる程度の強さで20回刺激します。
今回紹介したツボを押す際はリラックスした状態でやるより効果が上がるので深呼吸を行いながらやってみてくださいね。
●まとめ
めまいは、誰しも一度は体験したことがあると思います。
ですが、中には命に係わるきけんな病気が隠れている場合もありますので、激しいめまいやめまいが続くようでしたら、一度病院に行きましょう。
早期発見、早期治療がとても大切です。
お電話ありがとうございます、
なな整体院でございます。