なんだか、最近突然の動悸や呼吸困難に襲われる
またいつこの症状が出るかと考えると不安でいっぱいになる
もしかしたら、これがパニック障害!?
そんな方は、パニック障害になりやすいかどうかの診断をしてみませんか?
ここではその確認できますよ。
●パニック障害とは
まず、パニック障害とはどんな疾患なのかをご紹介しますね。
パニック障害は大きく3つの症状に分けられます。
それがこちら
①パニック発作 ②予期不安 ③広場恐怖
この3つの症状が合わさってパニック障害となります。
具体的な症状をいいますと、
①パニック発作
突然激しい動悸や呼吸困難に襲われ、「このまま死んでしまうのではないのだろうか」と強い恐怖心や不安感に陥ります。
ですが、命を落とす危険性はなくパニック発作自体は10分~30分に収まります。
パニック発作自体は3人に1人が体験していますが、これを繰り返してパニック障害に至るのは100人の内3.4人と少ない割合です。
②予期不安
パニック発作を経験することで、また同じように苦しい思いをするのではないのかと、パニック発作に対する不安感を感じます。
③広場恐怖
パニック発作が起こった場所や、人通りが少なくパニック発作が起こった時に助けを呼べない場所や電車やスーパーなどの人通りの多いところなどに行けなくなり、家から出ることが困難になります。
この3つの症状が起こることで悪循環となり、場合によっては仕事や学校に行けなくなったりなど日常生活に支障が出てきます。
では、このような症状を起こすパニック障害はどういった人がなりやすいのでしょうか?
●パニック障害になりやすい人
では、パニック障害になりやすい人をご紹介します。
下記のチェック項目で当てはまるものがある場合はパニック障害になりやすい方です。
*パニック障害になりやすい人のチェックリスト
- 仕事や家事、育児などで精神的に追い詰められている
- 完璧主義で細かいことが気になる
- 頑張り屋で自分を犠牲にする性格
- タバコや酒、コーヒーが好き
- 肉体的に疲れている
- 過去に自律神経失調症やうつ病にかかったことがある
- 家庭や職場の人間関係でストレスが溜まっている
- 幼いころ虚弱体質や人見知りであった
- 喘息の薬やピル、うつ病の薬などを飲んでいる
次に以下ような症状がある方はパニック障害の可能性が高くなります。
*パニック障害のチェックリスト
- 心臓がドキドキしたり、脈拍が増加する
- 手の平や全身に汗をかく
- 体や手足がふるえる
- 息切れ感や息苦しさを感じる
- 窒息感、または喉が詰まった感じがする
- 胸の痛みや圧迫感、不快感がある
- 吐気や腹部の不快感がある
- めまい、ふらつき、または気が遠くなるような感じがする
- 現実感が失われ、自分が自分ではない感覚が起こる
- 自分をコントロールできなくなる恐怖や、気が狂う恐怖に襲われる
- このままでは死んでしまうという恐怖を感じる
- 冷たい感じやほてった感覚がある
こういった症状が複数当てはまる場合は、パニック障害の可能性が高くなります。
ただし、パニック障害に似た疾患もありますので、症状が当てはまるからといってパニック障害とは決めつけず病院で検査してもらいましょう。
では次に、パニック発作が起こった時の対処法をご紹介します。
●パニック発作が起こったら
では、突然パニック発作が起こった時の対処法をご紹介します。
・腹ばい又は前かがみの姿勢をとる
パニック発作を感じたらまずその場にできるだけ腹ばいになるか、前かがみの姿勢をとりましょう。
前かがみになるときは椅子に座り、できれば頭が膝の間に入るくらいにします。
こうすると、「はあはあ」と胸でしていた呼吸が自然に腹式呼吸になり、過呼吸を防ぐとともに、自律神経が安定し、動悸や息苦しさなどの症状が治まります。
・電話で親しい人に声をかけてもらう
周囲に誰もいなくて強い不安を覚えるときは、両親や家族など親しい人にすぐ電話をかけ。
「大丈夫」と声をかけてもらいましょう。
発作は数分から数十分で治まります。
そのことを身内に理解してもらい、「じきに治るから大丈夫よ」「それまでこうして話しているからね」と励ましてもらうと、不安が治まり、冷静さを取り戻すことができますよ。
・リラックスできるツボを押す
リラックスさせるツボ3つをご紹介します。
痛気持ちい程度にツボを押しながら、「大丈夫、大丈夫」と気持ちを落ち着かせましょう。
・神門(しんもん):手首のライン上にあり、小指側の腱の内側にある
効果:精神を安定させる。便秘 など
・内関(ないかん):手首中央から指3本分下のところ
効果:精神を安定させる。食欲不振・乗り物酔いによる吐き気 など
・合谷(ごうこく):人差し指の中手骨の中央で骨の際
効果:精神を安定させる。肩こり・頭痛・歯痛 など
では、最後にパニック障害に効果的なストレッチをご紹介します。
●パニック障害に効果的なストレッチ
パニック障害になりやすい人は心身ともに緊張していることが多く、身体がガチガチの方がほとんどです。
そこで有効なのがストレッチです。
ストレッチは心をリラックスさせ、身体をほぐしてくれます。
ですので、毎日続けてパニック障害の改善または、予防しましょう。
「背筋のストレッチ」
①椅子に座って、背筋を伸ばす
②両腕を前に伸ばした状態で、両手を組む
③息を吐きながら、ゆっくりと腕を前に伸ばし、背中を丸めていく(視線はおへそを見るようにする)
④気持ち良いところで止めて、20秒キープする
⑤キープしたら、息を吐きながら力を抜く
「首のストレッチ」
①椅子に座って、背筋を伸ばす
②片方の手で頭を持ち、横に傾ける
③首筋を伸ばして、気持ちいところで20秒キープする
④キープしたら、ゆっくりと元の状態に戻す
左右で1セット×3セット
●まとめ
自分がパニック障害になりやすいかどうかの判断はできましたか?
なるべく、普段から心身ともにストレスがかかり過ぎないように注意しましょう。
ここでお伝えしたストレッチも加えながらパニック障害の予防、改善につなげて下さいね。
お電話ありがとうございます、
なな整体院でございます。