症例報告

長年自律神経失調症に悩まされ腰痛やめまいまで出た方の改善の流れ

患者

60代 女性 Nさん

来院

2018年 6月26日

症状

長年、自律神経失調症に悩まされていましたが、1・2年前ぐらいからめまいにも襲われるようになり動くの辛くなり寝込むことが増えたせいで腰に痛みを出始めていたとのことです。

 

治療内容と経過

検査の結果は

①背骨のかたさ
②頭蓋骨のかたさ・ゆがみ
③内臓疲労(肝臓と腸)

自律神経や乱れたまま正常に機能していない状態やめまい、ふらつき感、腰痛などの原因がこれらにあると説明し施術計画をお伝えしました。

 

肝臓や腸が疲労すると

身体を守ろうとする防御反応で姿勢が崩れ

背骨の柔軟性が低下し

背骨の中を通って機能している自律神経系が正常に働きにくくなり

身体を良くしていくことができなくなってしまいます。
その結果、長年自律神経失調症が改善されずさらにはめまいや腰痛なども出てきていたのです。

肝臓が疲労する原因の多くが
①食品添加物や加工食品の摂取
②甘い物(砂糖)の過剰摂取
③お薬をよく飲む
④カフェインの摂取
⑤ストレスの蓄積
などがあります。

こういったものが続いていくと、肝臓に負担をかけてしまい肝臓の機能が低下して、全身の循環が悪くなり回復力は下がってしまいます。

このことをNさんに話しNさんの食生活の話を伺うと、甘い物を毎日食べておりコーヒーも1日に5~6杯飲み、昔から精神安定剤と血圧を上げる薬を飲んでいるとのことでした。

さらに身内の方とのトラブルでストレスもかなり感じていたそうです。

 

上記で述べたような肝臓に負担をかけることしていたことが分かったので治療とともに食生活のアドバイスもしていきますとお伝えし施術開始しました。

 

【初回】

初回は全身のかたまっている部分(背骨・頭蓋骨)を動かしやすくし肝臓の解毒力や排泄力をあげ全身の血流を上げて疲労物質の除去や栄養素を全身に送れるように内臓の調整をしていきました。

施術後は背骨の柔軟性が少し向上し全身に入っていた力も抜けた状態になっていました。
そして、帰り道を歩いている際に身体が軽くなったと感じたそうです。

お身体の状態や症状・施術後の反応も含めて総合的に判断した結果、最初の1カ月間は最低週に2回は必要だとお伝えしました。

症状の改善を早める為に必要なアドバイスとしてコーヒーを今よりも絶対に減らすということ、お水を今より増やすこと(同時に水分が足りているかのチェック方法も指導)、甘い物はまずゼロにするように意識すること、肝臓に良いとされている緑野菜や適度に酸味のある食べ物を増やすように指導しこの日は終了。

 

【2回目(3日後)】

前回施術してからはめまいやふらつきの頻度や強さが減り腰の痛みも今までよりもマシになって身体を起こすのが楽だったそうです。

水は水分チェックをしながら頑張って飲んでいる、コーヒーは1日に2杯ぐらいにまず減らしている、お菓子は食べないように我慢しているとのことでした。
そして、この日のお身体の状態を検査していくと前回と同様に肝臓・腸の反応、背骨のかたさ、頭蓋骨のかたさがをベースにみていくと・・・

肝臓少し変化あり、背骨の柔軟性は前回施術後の動きを維持できていました。

施術は前回と同様、内臓の調整、頭蓋骨の調整、背骨の調整をしていきました。
施術後は背骨の柔軟性がさらに向上し腰の痛みも半分以下に軽減していました。

お水は今頑張れているのでそのまま継続してもらいコーヒーは最低でも今の状態を維持しできそうなら減らしてもらうように指導し、お菓子は今と同じくゼロを頑張って意識するようにとお伝えし終了しました。

 

【3回目(3日後)】
めまいやふらつきは感じなかった。
睡眠は以前よりは眠れるようになった。(夜中に目が覚める回数が減った)
腰痛は前回よりもさらに軽減。

 

全身の確認をしていくと肝臓の反応に変化、腸の張り感軽減。
背骨の柔軟性が2回目の施術後を維持できている。
頭蓋骨のゆがみやかたさは無し。

施術は内臓の調整、背骨の調整、そしてさらに身体を回復できるように循環の調整を増やしていきました。

施術後は全身の関節、背骨の動きがよくなり、腰の痛みは無し。

肝臓や腸の反応も良くなってきており背骨の柔軟性が向上しているので自律神経系も働きやすくなってきていますと説明。

お水も維持できておりお菓子もゼロで維持できており、コーヒーも1杯だけの日もあるとのことだったので継続してもらうように指導し、この日は追加で循環(脳脊髄液)を促進するセルフケアを指導して終了しました。

 

【4回目(4日後)】
めまいやふらつきは無い。
腰痛も朝起きて起き上がるときに若干痛む程度。
最近は薬を飲まなくても身体を動かせるし外出ができるようになり楽しい。

全身の確認
肝臓・腸の反応減、背骨の柔軟性前回の施術後を維持、循環はまだ弱い。
肝臓の状態と共に腸の動きが良くなってきているので身体の排泄機能が上がってきていると説明し施術をしていきました。
この日は内臓の調整、循環の調整を行ないました。

そして、自律神経系が正常に働きやすくなるための呼吸法を指導しました。

 

【5回目(3日後)】

めまいやふらつきは出ていない。
起床時の腰の痛みは若干痛い日と痛くない日があった。
睡眠は夜中に目が覚める事がほとんどなくなった。
身体が軽いので外出が今はとにかく楽しいし嬉しい。

 

施術は内臓調整、循環の調整をしていきました。

 

指導されたことは継続して意識できている。

循環の促進のセルフケアの復習してその日は終了。

 

【6回目(5日後)】

めまい・ふらつきは出ていない。
起床時の腰痛は出る日の方が少ない。

最近気づいたのが昔よりも食欲も出てきている。
便が2日に1回程度だったのが1日1回は必ず出るようになっている。

 

内臓の調整と循環の調整をしていき背骨の状態や内臓の反応も良くなってきているので
今までの指導内容を忘れないようにおさらいしこの日は施術終了。

 

【7回目(5日後)】

めまいやふらつきは出ていない。
起床時の腰痛も出ていない。

調子は良好です。とおしゃっていました。

 

背骨の状態はほとんど問題はなく内臓の反応がまだ少しだけ残っていたので
この日は内臓の調整と今の状態を維持できるようにその他の細かい所の微調整をしていきました。

【8回目(7日後)】

症状無し。
起床時の身体が以前よりも明らかに軽くなり起きやすくなっている。

内臓の反応もほとんど問題がみられなかったので内臓・背骨・関節・循環などの細かい微調整をしていきました。

【9回目(10日後)】

症状無し。
良い状態を維持できているのでさらに健康な状態を維持できるように食事のアドバイスを追加しました。

・さかな(しらす、あじ、いわし、さんま・・・など)
・きのこ(しいたけ、しめじ、えのき、きくらげ、エリンギ・・・など)
・いも(さつまいも、里芋、じゃがいも、山芋、長芋・・・など)

を食事に取り入れるように指導しました。

お肉(牛、豚、鶏)がメインにならないように注意するようにということも指導していきました。

【10回目(14日後)】

症状無し。
調子も安定しており、検査上でも問題が無かったので次回からは1カ月に1回のメンテナンスという形で通ってもらっています。

食事指導

食生活について伺うと、甘い物を毎日食べておりコーヒーも1日に5~6杯飲み、水は苦手であまり飲まない。

昔から精神安定剤と血圧を上げる薬を飲んでいるとのことでした。

 

 

上記のことをふまえて指導内容は、

・コーヒーはいきなり減らすと逆に身体に影響が出やすいので少しずつでいいので今よりも絶対に減らす。
・お水を今より増やすこと(同時に水分が足りているかのチェック方法も指導)
・甘い物はまずゼロにするように意識すること。(どうしても甘い物が食べたい場合は果物なら食べ過ぎなければOK)
・肝臓に良いとされている緑野菜や適度に酸味のある食べ物を増やす。
・さかな(しらす、あじ、いわし、さんま・・・など)を取り入れる。
・きのこ(しいたけ、しめじ、えのき、きくらげ、エリンギ・・・など)を取り入れる。
・いも(さつまいも、里芋、じゃがいも、山芋、長芋・・・など)を取り入れる。

 

考察

今回のNさんの自律神経失調症やめまい、腰痛などは、甘いもの、コーヒーなどの過剰摂取
水を飲まないことにより身体が脱水状態に循環して身体を回復したくても循環できない状態。身体に負担かけ続けてしまい悪くしてしまう食生活でした。

そのような生活スタイルが内臓を疲労させてしまいその結果、内臓との関連性の高い、背骨や頭蓋骨、自律神経にも影響が出てしまい今回の症状につながりました。

施術をしていきながら、食生活を改善していくことはNさんも最初は大変だったとのことですが、自分の身体に変化が出始めると食生活に気を付けることに積極的になり、今まであんなに自分の身体に負担をかけていたんだ・・・。と気づくことができ、その結果として症状の改善が見られ回復につながりました。

Nさんのような症状に限らず慢性化しているものや悪化してきているものなどの多くは、そのような状態になるように何かしらの負担をかけていることが多いです。

なので、まずは自分の身体の状態を知り、何を抜いて何を増やせばいいのかを知ることが症状改善や健康への第一歩だと思っております。